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2018-01-01から1年間の記事一覧

彼らの重力が伸び、後ろに座っている

「また」の約束もしないまま夜は終わって朝が来るのだろう。半覚醒を示す眼に容赦なく黄色い太陽光は突き刺さる。この朝を再び思い出すことはそう遠くない。記憶が曖昧に溶けて嘘も本当も無くしていく。それだけが救いでもあり死因にもなる。 何が事実か虚構…

私は元気です

定期的に見る怖い夢がある。その夢を見る前は大抵予兆がある。寝入り端、突然その夢の断片が頭に浮かんだと思えば自分に存在する亀裂から禍々しい、どす黒いものがどばっと飛び出してくるような感覚。自分でもなんだこりゃと思っているので伝わるとは思わな…